詩、小説
オリジナルな詩と小説達
Editer:snow Date:2025-10-27 10:42

作 林柚希
ケーの着替えなどの必要なものを、ケーの家に一緒に取りに行ってそして帰ってくることが3回目になって。
あれからやく1週間ぐらい経過しただろうか。
学校では、ケーと一緒に生活していることは内緒にしている。
内緒とは言っても、ワンダリング先生は知っているので、まるで圧迫感はなかった。
何と言っても、僕の親もいるし、ケーのご両親も知っている。
だから、まぁいっか、となっている。
そして、今夜久しぶりにワンダリング先生がウチにやってくる。
いよいよ、なんだろうか、とケーと話している。
「今夜、いよいよ綿密な計画を言うのかな。」ケーが鼻をこすって言った。
「さぁ、それはケーの予言なのかい?」僕も鼻が痒くなってきてこすった。
「予言てほどじゃないけどね。予感、かな。」ケーは、にこやかだ。あんなに不安そうにしていたのにな。
「あ、ワンダリング先生が来たよ。」僕は玄関の音を聞いてそう理解した。
「こんばんは、ワンダリング先生。」ケーは挨拶をして、椅子を勧めた。
「こんばんは、ケーさん、トゥルー君。トゥルー君のお母さん。」ワンダリング先生はコートを脱ぐと母さんに渡して、椅子に落ち着いた。
「こんばんは、先生。」僕も挨拶した。さて、今夜はどんな話が出るのやら、とわくわくしていた。
すると、玄関でバタンと物音がした。多分、父さんに違いない。母さんは皆にコーヒーを出すと忙しく父さんを出迎えに行った。
「やぁ、皆揃っているね。」やっぱり父さんだ。
「外は雪だぞ。いやぁ、まいった。」父さんは、コートを脱ぐとひとしきり皆で、こんばんは、を言い合った。
「それで、話はどこまでしたのかな?」父さんも椅子に座るとそう言いだした。
「これから話すところだったよ。」僕が答えた。
父さんは、今度はコーヒーを母さんに頼みかけ、やはり自分で入れたいと台所へ行った。
そして、皆が揃うと、ワンダリング先生が切り出した。
「皆さん、戦いは明日になりました。心の準備はいいですか?」そう言うと皆の顔を順番に見た。
「メンバーは、ここにいる全員!…の予定なのですが、トゥルー君のお父さんとお母さんは明日大丈夫ですか?」ワンダリング先生は父さんと母さんの顔を見て言った。
「明日は、休みだから大丈夫よね、あなた。」母さんが父さんを見ながら答えた。
「ああ、大丈夫だよ。僕達もメンバーとは思わなかった。」父さんは色々また考えているようだ。
「僕達は歳を取っているが大丈夫かね?」父さんが先生に訊いた。
「足手まとい、とお考えですか?とんでもないですよ、その知識と経験は頼りになりますよ。ぜひご一緒してほしいです。」先生が父さんに言った。何言っているんだよ、もう父さん。
「私も頼りにしています、ぜひ一緒に戦いましょう!」ケーは良いことを言うなぁと、僕は思った。
「わかったよ、一緒に戦いますからね。トゥルーもそれでいい?」母さんだ。息子は嫌がるもんだと思っているんだろうか。そんなことないのに。
「うん、僕からもお願いだから一緒に戦ってほしい、父さん、母さん。」
「じゃ、本題に入ろう。いいですかな、諸君!あ、いや…。」先生はちょっと学校にいる気分だったのかな?
「ま、いいから。続けて。」父さんが先を促した。
「支部は、こんな感じなんでこれを見てほしい」先生が、ガサゴソと1枚のコピー用紙を取り出してテーブルに乗せた。
それには、『闇協会支部一覧』と書かれていて、ツリー状に書かれていた。
「奴らの規模って、このくらいなんですね。」僕が言ったが、他の一同は、息をのんで見つめている。
「ただ、情報は流したと奴らがいっていましたよね?」ケーが鋭い光で見つめながら言った。
「そうなんだが、ワンダリング先生。この一覧表はどこから手にしたのかね?」父さんだ。僕もだけどかなり気になる。
「ニュースソースは聞かないでくれ。…まぁ、魔法で、とだけ言っておこう。」先生が苦笑いして答えた。
「だったら、情報のそのままの受け売りじゃないからいいんじゃないかしら?」母さんは、まぁ大丈夫よ、と言いたいようだ。
「それでね。」とワンダリング先生は、ある支部を指で刺して、「ここと戦う。」と短く言い切ったのだった。
物語の初めは、こちらになります。
[バーチャル学校vol4-01 ワンダリング先生との打ち合わせ]
物語の続きは、こちらになります。
[バーチャル学校vol4-02 ケーとの話し合い]
物語の続きは、こちらになります。
[バーチャル学校vol4-03 同じ日の夜、僕の家にて]
物語の続きは、こちらになります。
[バーチャル学校vol4-04 打ち合わせとプラス宣戦布告]
物語の続きは、こちらになります。
[バーチャル学校vol4-05 ワンダリング先生の渡してきた本]
物語の続きは、こちらになります。
[バーチャル学校vol4-06 戦いの準備]
物語の続きは、こちらになります。
[バーチャル学校vol4-07 闇協会の支部での戦い1]
物語の続きは、こちらになります。
[バーチャル学校vol4-08 戦いその2]
物語の続きは、こちらになります。
[バーチャル学校vol4-09 戦いの終わり、そして]
物語の続きは、こちらになります。
[バーチャル学校vol4-10 調べてまわって]
物語の続きは、こちらになります。
[バーチャル学校vol4-11 風変わりな依頼]
物語の続きは、こちらになります。
[バーチャル学校vol4-12 新たな戦い]
物語の最後は、こちらになります。
[バーチャル学校vol4-13 最後の戦い、そして]
バーチャル学校vol4-06戦いの準備

作 林柚希
ケーの着替えなどの必要なものを、ケーの家に一緒に取りに行ってそして帰ってくることが3回目になって。
あれからやく1週間ぐらい経過しただろうか。
学校では、ケーと一緒に生活していることは内緒にしている。
内緒とは言っても、ワンダリング先生は知っているので、まるで圧迫感はなかった。
何と言っても、僕の親もいるし、ケーのご両親も知っている。
だから、まぁいっか、となっている。
そして、今夜久しぶりにワンダリング先生がウチにやってくる。
いよいよ、なんだろうか、とケーと話している。
「今夜、いよいよ綿密な計画を言うのかな。」ケーが鼻をこすって言った。
「さぁ、それはケーの予言なのかい?」僕も鼻が痒くなってきてこすった。
「予言てほどじゃないけどね。予感、かな。」ケーは、にこやかだ。あんなに不安そうにしていたのにな。
「あ、ワンダリング先生が来たよ。」僕は玄関の音を聞いてそう理解した。
「こんばんは、ワンダリング先生。」ケーは挨拶をして、椅子を勧めた。
「こんばんは、ケーさん、トゥルー君。トゥルー君のお母さん。」ワンダリング先生はコートを脱ぐと母さんに渡して、椅子に落ち着いた。
「こんばんは、先生。」僕も挨拶した。さて、今夜はどんな話が出るのやら、とわくわくしていた。
すると、玄関でバタンと物音がした。多分、父さんに違いない。母さんは皆にコーヒーを出すと忙しく父さんを出迎えに行った。
「やぁ、皆揃っているね。」やっぱり父さんだ。
「外は雪だぞ。いやぁ、まいった。」父さんは、コートを脱ぐとひとしきり皆で、こんばんは、を言い合った。
「それで、話はどこまでしたのかな?」父さんも椅子に座るとそう言いだした。
「これから話すところだったよ。」僕が答えた。
父さんは、今度はコーヒーを母さんに頼みかけ、やはり自分で入れたいと台所へ行った。
そして、皆が揃うと、ワンダリング先生が切り出した。
「皆さん、戦いは明日になりました。心の準備はいいですか?」そう言うと皆の顔を順番に見た。
「メンバーは、ここにいる全員!…の予定なのですが、トゥルー君のお父さんとお母さんは明日大丈夫ですか?」ワンダリング先生は父さんと母さんの顔を見て言った。
「明日は、休みだから大丈夫よね、あなた。」母さんが父さんを見ながら答えた。
「ああ、大丈夫だよ。僕達もメンバーとは思わなかった。」父さんは色々また考えているようだ。
「僕達は歳を取っているが大丈夫かね?」父さんが先生に訊いた。
「足手まとい、とお考えですか?とんでもないですよ、その知識と経験は頼りになりますよ。ぜひご一緒してほしいです。」先生が父さんに言った。何言っているんだよ、もう父さん。
「私も頼りにしています、ぜひ一緒に戦いましょう!」ケーは良いことを言うなぁと、僕は思った。
「わかったよ、一緒に戦いますからね。トゥルーもそれでいい?」母さんだ。息子は嫌がるもんだと思っているんだろうか。そんなことないのに。
「うん、僕からもお願いだから一緒に戦ってほしい、父さん、母さん。」
「じゃ、本題に入ろう。いいですかな、諸君!あ、いや…。」先生はちょっと学校にいる気分だったのかな?
「ま、いいから。続けて。」父さんが先を促した。
「支部は、こんな感じなんでこれを見てほしい」先生が、ガサゴソと1枚のコピー用紙を取り出してテーブルに乗せた。
それには、『闇協会支部一覧』と書かれていて、ツリー状に書かれていた。
「奴らの規模って、このくらいなんですね。」僕が言ったが、他の一同は、息をのんで見つめている。
「ただ、情報は流したと奴らがいっていましたよね?」ケーが鋭い光で見つめながら言った。
「そうなんだが、ワンダリング先生。この一覧表はどこから手にしたのかね?」父さんだ。僕もだけどかなり気になる。
「ニュースソースは聞かないでくれ。…まぁ、魔法で、とだけ言っておこう。」先生が苦笑いして答えた。
「だったら、情報のそのままの受け売りじゃないからいいんじゃないかしら?」母さんは、まぁ大丈夫よ、と言いたいようだ。
「それでね。」とワンダリング先生は、ある支部を指で刺して、「ここと戦う。」と短く言い切ったのだった。
物語の初めは、こちらになります。
[バーチャル学校vol4-01 ワンダリング先生との打ち合わせ]
物語の続きは、こちらになります。
[バーチャル学校vol4-02 ケーとの話し合い]
物語の続きは、こちらになります。
[バーチャル学校vol4-03 同じ日の夜、僕の家にて]
物語の続きは、こちらになります。
[バーチャル学校vol4-04 打ち合わせとプラス宣戦布告]
物語の続きは、こちらになります。
[バーチャル学校vol4-05 ワンダリング先生の渡してきた本]
物語の続きは、こちらになります。
[バーチャル学校vol4-06 戦いの準備]
物語の続きは、こちらになります。
[バーチャル学校vol4-07 闇協会の支部での戦い1]
物語の続きは、こちらになります。
[バーチャル学校vol4-08 戦いその2]
物語の続きは、こちらになります。
[バーチャル学校vol4-09 戦いの終わり、そして]
物語の続きは、こちらになります。
[バーチャル学校vol4-10 調べてまわって]
物語の続きは、こちらになります。
[バーチャル学校vol4-11 風変わりな依頼]
物語の続きは、こちらになります。
[バーチャル学校vol4-12 新たな戦い]
物語の最後は、こちらになります。
[バーチャル学校vol4-13 最後の戦い、そして]
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