詩、小説
オリジナルな詩と小説達
バーチャル学校vol2 16
作 林柚希
ドワーフ族のツリー村に戻って、いよいよお別れの時が来た。
リーブスとメイプルが村の側に立ち、それ以外の一同が村の出入口に立った。
「あなた方のおかげで、元の時代に戻れます。ありがとう」リーブスが言った。
「私達だけじゃ、オークの総頭なんてうち滅ぼせなかったでしょう。ありがとう」メイプルも言った。
「君たちもいたから、できたよ」僕が言った。
「私はあなた方の事をずっと忘れない。ありがとうね」ケーが瞳を潤ませて言った。
「ケーちゃん、私達、お友達よね?」メープルが言った。
「そうだよ、とっくに友達だよ!」ケーはひとしずく、涙を落した。
「僕達も友達だよな!」リーブスもなんだか泣きそうだ。
「もちろん!」僕も涙声になってきた。
彼らとは、また会いたいのに。
「僕達はこの冒険を生涯忘れないよ」ワンダリング先生だ。
「私も忘れない。どうも、ありがとう」母さんだ。
「ずっと忘れない。君たちも、この村も」父さんは、穏やかに言った。
「ありがとう」皆で言い合った。
ずっと話していたかった。
もっと色んな話をしたかったな。
「さ、僕達は去ることにしよう」ワンダリング先生が促した。
「さようなら」
皆で最後の挨拶をすると、一同は、最初に入った、学校の森の大きな木の前に、テレポートした。
そこには、白いオーブを着た魔法協会の人が、数人立っていた。
「ケー、しっかり」僕の胸で泣いているケーを励ますように言った。
「うん、そうだね。ごめんね」ケーが謝るなんてびっくりだ。
…、でも今回の件に関しては、あたりまえなのかな。
「さ、皆さん、保存の魔法を解いてください」父さんは涙声になっていた。
「お願いします、皆さん」先生も言った。
「わかりましたよ」魔法協会の人々が呪文を唱え終わると、キィン、と空間を軋ませる音がした。
すると。
(さようなら!)リーブスとメイプルの心の通信だ!
(さようなら!)僕も言った。
(さようなら!メイプル、リーブス。)ケーも言った。涙声だった。
キィン、と言う音がしなくなると、魔法協会の人々が「終わりましたよ。」と宣言のように厳かにそして安心させるように言った。
ケー、僕、父さん、母さんは、ワンダリング先生と別れて、魔法協会の人々にテレポートで家に送ってもらったのだった。
この作品は、どこにも投稿していません。
いわばおろしたての作品でしょうね。
最後まで載せますので、どうぞ楽しんでくださいね。
物語の初めは、こちらになります。
バーチャル学校 vol2 01
物語の続きは、こちらになります。
バーチャル学校 vol2 02
物語の続きは、こちらになります。
バーチャル学校 vol2 03
物語の続きは、こちらになります。
バーチャル学校 vol2 04
物語の続きは、こちらになります。
バーチャル学校 vol2 05
物語の続きは、こちらになります。
バーチャル学校 vol2 06
物語の続きは、こちらになります。
バーチャル学校 vol2 07
物語の続きは、こちらになります。
バーチャル学校 vol2 08
物語の続きは、こちらになります。
バーチャル学校 vol2 09
物語の続きは、こちらになります。
バーチャル学校 vol2 10
物語の続きは、こちらになります。
バーチャル学校 vol2 11
物語の続きは、こちらになります。
バーチャル学校 vol2 12
物語の続きは、こちらになります。
バーチャル学校 vol2 13
物語の続きは、こちらになります。
バーチャル学校 vol2 14
物語の続きは、こちらになります。
バーチャル学校 vol2 15
物語の終わりは、こちらになります。
バーチャル学校 vol2 16
|
Print
Twitter
short URL
いいね:81 |

