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Date:2026-08-15 01:59 Editer:Yuzuki Hayashi

作 林柚希
わたち、エリザベスなんでし。
当年とって、7歳でし。
恋のキューピッドをやってすでに大人の女でし。
いつもの通り、恋を成立させるべく、エリザベスはとある公園で奮闘している。
日曜日のせいか、昼間の公園は家族連れで賑わっている。
もちろん、天使であるエリザベス達を人間は見ることができなかった。
「何をブツクサ言ってるの?さっさとやる!」
先輩の天使が命令するとエリザベスはきらっと 光った矢を弓につがえ放った!
エリザベスの抜き放った矢は、まっすぐ飛んでいくと街灯に当たり、そのまま茂みにひゅるひゅると落ちていった。
「あたっ!」あれ?男の子の声がする。
エリザベスは「どういう事でしね。あちしとしたことが」
先輩天使は、「しょうがないわねぇ。探してらっしゃい」と言われ、またもやブツクサ言いながら茂みの中を探そうと歩き出した。
茂みの近くで、「恋よ湧きおこれ!と言わなきゃいけないのになぁ。どこ行ったんでし。あちしの矢は」
茂みの中を行くと、そこには、一人の天使がいた。
「誰でしか?」エリザベスが聞くと、そこには。
くるっと振り向くと栗色の髪に、何故か水色の瞳の男の子がエリザベスを見るとドキンとハートをさせた後、徐々に瞳を潤ませてこちらを見ている。
頭にエリザベスの矢が刺さった状態で。
「あ~!あなたでしね。その矢を返して欲しいでし。」
「でし?」男の子は?きょとんとした顔をしている。
よく見るとそばかすがあり、ちょっと可愛い。
あちし、振られたばかりなのになぁ。そんな事を思うなんて、ちょっと陽気のせいでしね。
つくづくそう思うエリザベスに、その天使の男の子が言った。
「君、可愛いしゃべり方するね。なんてお名前なの?」
「あちしはエリザベスというでし。あなたはなんてお名前でしか?」
「僕はナレルという名前だよ。よろしくね。ぼくのこと好き?」
ポッと顔を赤らめていうナレル君を前に、エリザベスはナレル君も陽気にやられてるんでしな、きっと、と考えていた。
「ナレル君に特に好き嫌いはないでし。」
その時にガサガサと茂みが鳴り、先輩天使がやってきた。
「エリザベス?何やってるの?遅いわよ。」
そして、ナレル君の頭の矢に気づき。
「あ~!矢が刺さっている!」
ツカツカとエリザベスに歩み寄り、エリザベスの頭をごいんと殴った。
「痛いでし。」頭を抱えて涙が出ているエリザベスを見て先輩が言い放った。
「だめでしょお?ベス!さ、早く矢を抜いてあげて謝って!」
しぶしぶ、ナレル君の頭から矢を抜くと「ナレル君、ごめんでし。」エリザベスはナレル君にしぶしぶ謝った。
だけど、「頭、大丈夫でしか?」ナレル君の頭をさすってあげてるエリザベスをじぃっと見たナレル君は、言った。
「エリザベスちゃん、優しいね。ありがとう。」
ナレル君は、さすっているエリザベスの手を上から抑えるとナデナデした。
エリザベスはさっと手を引っ込めると「大丈夫そうなら良かったでし。」と言って先輩を促してその場を去ろうとした。
ナレル君がくっついて離れないので、エリザベスは一言言い放った。
「ナレル君。大人の女に惚れちゃだめでしよ?」
「か、かわゆいっ…!」
ナレル君は、それを聞いて、どきゅーんとハートに本格的に刺さったようだった。
そんなナレル君を見て、「あちゃー」と言いながら、目も当てられないと思った先輩天使だった。
「さ、エリザベス。あっちに戻って恋のキューピッドの訓練を再開するよ!」
「あいあい」
「恋のキューピッド?僕のエリザベスちゃんが?」
ナレル君は、「エリザベスちゃん。僕が手伝ってあげる」とエリザベスの弓と矢を取ろうとした。
「だめでし!大人の女の道具でしよ!」エリザベスはイヤイヤというそぶりをしたので、ナレル君もそう?と言ってそれ以上は、手伝おうとしなかった。
ただ、エリザベスに熱心な視線を贈るナレル君がついてきてしまうので、今日は恋のキューピッドの訓練を諦めて天国に帰ることにしたのだった。
物語の初めは、こちらになります。
[天使の恋の扱い方 vol1]
物語の続きは、こちらになります。
[天使の恋の扱い方 vol2]
物語の続きは、こちらになります。
[天使の恋の扱い方 vol3]
物語の続きは、こちらになります。
[天使の恋の扱い方 vol4]
物語の続きは、こちらになります。
[天使の恋の扱い方 vol5]
物語の終わりは、こちらになります。
[天使の恋の扱い方 vol6]
物語の番外編は、こちらになります。
[天使の恋の扱い方 番外編01]
天使の恋の扱い方 番外編01

作 林柚希
わたち、エリザベスなんでし。
当年とって、7歳でし。
恋のキューピッドをやってすでに大人の女でし。
いつもの通り、恋を成立させるべく、エリザベスはとある公園で奮闘している。
日曜日のせいか、昼間の公園は家族連れで賑わっている。
もちろん、天使であるエリザベス達を人間は見ることができなかった。
「何をブツクサ言ってるの?さっさとやる!」
先輩の天使が命令するとエリザベスはきらっと 光った矢を弓につがえ放った!
エリザベスの抜き放った矢は、まっすぐ飛んでいくと街灯に当たり、そのまま茂みにひゅるひゅると落ちていった。
「あたっ!」あれ?男の子の声がする。
エリザベスは「どういう事でしね。あちしとしたことが」
先輩天使は、「しょうがないわねぇ。探してらっしゃい」と言われ、またもやブツクサ言いながら茂みの中を探そうと歩き出した。
茂みの近くで、「恋よ湧きおこれ!と言わなきゃいけないのになぁ。どこ行ったんでし。あちしの矢は」
茂みの中を行くと、そこには、一人の天使がいた。
「誰でしか?」エリザベスが聞くと、そこには。
くるっと振り向くと栗色の髪に、何故か水色の瞳の男の子がエリザベスを見るとドキンとハートをさせた後、徐々に瞳を潤ませてこちらを見ている。
頭にエリザベスの矢が刺さった状態で。
「あ~!あなたでしね。その矢を返して欲しいでし。」
「でし?」男の子は?きょとんとした顔をしている。
よく見るとそばかすがあり、ちょっと可愛い。
あちし、振られたばかりなのになぁ。そんな事を思うなんて、ちょっと陽気のせいでしね。
つくづくそう思うエリザベスに、その天使の男の子が言った。
「君、可愛いしゃべり方するね。なんてお名前なの?」
「あちしはエリザベスというでし。あなたはなんてお名前でしか?」
「僕はナレルという名前だよ。よろしくね。ぼくのこと好き?」
ポッと顔を赤らめていうナレル君を前に、エリザベスはナレル君も陽気にやられてるんでしな、きっと、と考えていた。
「ナレル君に特に好き嫌いはないでし。」
その時にガサガサと茂みが鳴り、先輩天使がやってきた。
「エリザベス?何やってるの?遅いわよ。」
そして、ナレル君の頭の矢に気づき。
「あ~!矢が刺さっている!」
ツカツカとエリザベスに歩み寄り、エリザベスの頭をごいんと殴った。
「痛いでし。」頭を抱えて涙が出ているエリザベスを見て先輩が言い放った。
「だめでしょお?ベス!さ、早く矢を抜いてあげて謝って!」
しぶしぶ、ナレル君の頭から矢を抜くと「ナレル君、ごめんでし。」エリザベスはナレル君にしぶしぶ謝った。
だけど、「頭、大丈夫でしか?」ナレル君の頭をさすってあげてるエリザベスをじぃっと見たナレル君は、言った。
「エリザベスちゃん、優しいね。ありがとう。」
ナレル君は、さすっているエリザベスの手を上から抑えるとナデナデした。
エリザベスはさっと手を引っ込めると「大丈夫そうなら良かったでし。」と言って先輩を促してその場を去ろうとした。
ナレル君がくっついて離れないので、エリザベスは一言言い放った。
「ナレル君。大人の女に惚れちゃだめでしよ?」
「か、かわゆいっ…!」
ナレル君は、それを聞いて、どきゅーんとハートに本格的に刺さったようだった。
そんなナレル君を見て、「あちゃー」と言いながら、目も当てられないと思った先輩天使だった。
「さ、エリザベス。あっちに戻って恋のキューピッドの訓練を再開するよ!」
「あいあい」
「恋のキューピッド?僕のエリザベスちゃんが?」
ナレル君は、「エリザベスちゃん。僕が手伝ってあげる」とエリザベスの弓と矢を取ろうとした。
「だめでし!大人の女の道具でしよ!」エリザベスはイヤイヤというそぶりをしたので、ナレル君もそう?と言ってそれ以上は、手伝おうとしなかった。
ただ、エリザベスに熱心な視線を贈るナレル君がついてきてしまうので、今日は恋のキューピッドの訓練を諦めて天国に帰ることにしたのだった。
物語の初めは、こちらになります。
[天使の恋の扱い方 vol1]
物語の続きは、こちらになります。
[天使の恋の扱い方 vol2]
物語の続きは、こちらになります。
[天使の恋の扱い方 vol3]
物語の続きは、こちらになります。
[天使の恋の扱い方 vol4]
物語の続きは、こちらになります。
[天使の恋の扱い方 vol5]
物語の終わりは、こちらになります。
[天使の恋の扱い方 vol6]
物語の番外編は、こちらになります。
[天使の恋の扱い方 番外編01]
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