雑記
日頃の想いとひそかな考察
Date:2026-02-21 03:42 Editer:snow

今日は、雪の結晶について紹介します。
皆さんは、よく雪が降るとどうされていますか?
空から降って来た雪をよく見ると、六角形をしています。
それが、雪の結晶なのです。
今回は、その雪の結晶を見てみたいと思います。
雪の結晶には、どんな種類があるのでしょうか。
雪の結晶は、2012年に発表された研究(※1)によると、「大分類8種類、中分類39種類、小分類121種類」に分けられます。
【記事出典・参考】公益社団法人日本雪氷学会
※1 菊池勝弘・亀田貴雄・樋口敬二・山下晃・雪結晶の新しい分類表を作る会メンバー(2012)「中緯度と極域での観測に基づいた新しい雪結晶の分類 ーグローバル分類ー」, 『雪氷』74, (3) 日本雪氷学会
とはいえ分子レベルで見ると、1つとして同じものは存在しないそうです。
以下、日常の観察でよく見られる、代表的な雪の結晶を見ていきましょう。

樹枝六花(じゅしろっか)
代表的なパターンのひとつ。中心の小さな核から、細長い「枝」が伸びているのでこの名前が付いています。
雲の水蒸気の量が多く、気温が-15℃前後のときに枝がよく伸びます。大きさは直径1~3mmから、大きいものは10mmほどもあります。

角板(かくばん)
雪の結晶の中でもっともシンプルなタイプ。
この形をベースに、六角形の角の部分に「枝」や「板」が成長することで複雑な形になっていくのですが、成長がとてもゆっくりだと角板のまま降ってきます。
そのため、大きさも小さく、平均0.1~1mm程度です。

広幅六花(ひろはばろっか)
上述の角板を中心に、角から少し枝が伸びたあと、もう一度枝の先に「板」が発達したタイプ。
水蒸気が少ないか、気温が少し高い(または逆に低い)環境でゆっくり成長するとこうなります。平均0.5~2mmぐらい。

角板付樹枝(かくばんつきじゅし)
いったん樹枝状にグッと成長したあと、枝の先に板が発達したタイプです。写真のものは、さらに板の先に少し枝が伸び始めたあたりで地上に落ちてきたようです。平均1~3mm、大きいものは10mm。

十二花(じゅうにか)
手前(左下)のものが十二花です。
角板がまだ小さいうちに空中でくっつき、十二角になります。その後、同じように枝を伸ばしたり板を発達させるので、最初から十二角だったように見えるのです。
同様のパターンで、十八花、二十四花などもあります。6の倍数ですね。

(画像提供:ミキティ山田)
ちなみに、2012年に発表された分類は「グローバル分類」と呼ばれています。この図は、大分類8種類と中分類39種類を示したものです。
今までは、昭和20年代や40年代に提唱された分類を使っていたのですが、極域での観察結果なども加えて再構築されたのだとか。
雪の結晶の研究もどんどん進化しているのですね。
なぜ六角形になるのか?
一言で言うと、水の分子は氷になるとき、六角柱(ろっかくちゅう)の形でくっつきやすいからです。
雲の中はとても寒く、水の分子は一つ一つが「過冷却」の状態でばらばらに漂っています(この時はまだ気体)。
これが、エアロゾルなど小さな微粒子などにぶつかったとき、そのショックで瞬時に凍り始め、六角柱の形でくっつきます。一気に個体になるわけです。
この六角柱がベースになり、まわりに水蒸気がどんどんくっついていくことで成長していきます。0.2mm以上になると「雪結晶」と呼ばれます。

なぜいろんな種類になるのか?
ベースの小さな六角柱は、落下したり風に吹き上げられたりしつつ、いろんな雲の中を通り抜けて、人生(氷生?)を生きていきます。
そのとき、六角形の「角」に水蒸気がくっついて、枝が伸びたり、板が成長したりします。
枝が伸びるか、板が発達するかは気温と湿度によって決まります。

雪の結晶は肉眼で観察できる?
雪の結晶は大きなものだと数mmから10mmぐらいまであるので、肉眼でも観察可能。しっかり見たいなら、以下のものがあると便利です。
・よく冷えた黒い布
雪を受ける下地(背景)です。深いブルーなどでもOK。よく冷えてさえいれば(-5℃以下が目安)、コートの表地などでも観察できます。
・マスク
息がかかると溶けやすいので、その防止のため。
・ルーペ
虫眼鏡のような大きなものでなくて構いません。100円均一で入手できる硬貨サイズでOK。大きめの結晶を手早く見たいときは倍率3~4倍程度、小さな結晶をじっくり観察したいときは8~10倍程度がおすすめです。
手軽なのは、「スマホの拡大鏡機能」を使って見ること。新しいスマホには標準で付いていることが多く、倍率もかなり高いので、お手持ちのスマホをチェックしてみてください。一例として、「一般設定」の「アクセシビリティ」などに設定があることが多いようです。
皆さんは、雪の結晶をどうお考えになったのでしょうか。
雪の降ることがあったら大いに観察してみてくださいね。
それでは。
今日のひとこと:2026-02-21 -雪の結晶について-

今日は、雪の結晶について紹介します。
皆さんは、よく雪が降るとどうされていますか?
空から降って来た雪をよく見ると、六角形をしています。
それが、雪の結晶なのです。
今回は、その雪の結晶を見てみたいと思います。
雪の結晶には、どんな種類があるのでしょうか。
雪の結晶は、2012年に発表された研究(※1)によると、「大分類8種類、中分類39種類、小分類121種類」に分けられます。
【記事出典・参考】公益社団法人日本雪氷学会
※1 菊池勝弘・亀田貴雄・樋口敬二・山下晃・雪結晶の新しい分類表を作る会メンバー(2012)「中緯度と極域での観測に基づいた新しい雪結晶の分類 ーグローバル分類ー」, 『雪氷』74, (3) 日本雪氷学会
とはいえ分子レベルで見ると、1つとして同じものは存在しないそうです。
以下、日常の観察でよく見られる、代表的な雪の結晶を見ていきましょう。

樹枝六花(じゅしろっか)
代表的なパターンのひとつ。中心の小さな核から、細長い「枝」が伸びているのでこの名前が付いています。
雲の水蒸気の量が多く、気温が-15℃前後のときに枝がよく伸びます。大きさは直径1~3mmから、大きいものは10mmほどもあります。

角板(かくばん)
雪の結晶の中でもっともシンプルなタイプ。
この形をベースに、六角形の角の部分に「枝」や「板」が成長することで複雑な形になっていくのですが、成長がとてもゆっくりだと角板のまま降ってきます。
そのため、大きさも小さく、平均0.1~1mm程度です。

広幅六花(ひろはばろっか)
上述の角板を中心に、角から少し枝が伸びたあと、もう一度枝の先に「板」が発達したタイプ。
水蒸気が少ないか、気温が少し高い(または逆に低い)環境でゆっくり成長するとこうなります。平均0.5~2mmぐらい。

角板付樹枝(かくばんつきじゅし)
いったん樹枝状にグッと成長したあと、枝の先に板が発達したタイプです。写真のものは、さらに板の先に少し枝が伸び始めたあたりで地上に落ちてきたようです。平均1~3mm、大きいものは10mm。

十二花(じゅうにか)
手前(左下)のものが十二花です。
角板がまだ小さいうちに空中でくっつき、十二角になります。その後、同じように枝を伸ばしたり板を発達させるので、最初から十二角だったように見えるのです。
同様のパターンで、十八花、二十四花などもあります。6の倍数ですね。

(画像提供:ミキティ山田)
ちなみに、2012年に発表された分類は「グローバル分類」と呼ばれています。この図は、大分類8種類と中分類39種類を示したものです。
今までは、昭和20年代や40年代に提唱された分類を使っていたのですが、極域での観察結果なども加えて再構築されたのだとか。
雪の結晶の研究もどんどん進化しているのですね。
雪の結晶にいろいろな種類がある理由
なぜ六角形になるのか?
一言で言うと、水の分子は氷になるとき、六角柱(ろっかくちゅう)の形でくっつきやすいからです。
雲の中はとても寒く、水の分子は一つ一つが「過冷却」の状態でばらばらに漂っています(この時はまだ気体)。
これが、エアロゾルなど小さな微粒子などにぶつかったとき、そのショックで瞬時に凍り始め、六角柱の形でくっつきます。一気に個体になるわけです。
この六角柱がベースになり、まわりに水蒸気がどんどんくっついていくことで成長していきます。0.2mm以上になると「雪結晶」と呼ばれます。

なぜいろんな種類になるのか?
ベースの小さな六角柱は、落下したり風に吹き上げられたりしつつ、いろんな雲の中を通り抜けて、人生(氷生?)を生きていきます。
そのとき、六角形の「角」に水蒸気がくっついて、枝が伸びたり、板が成長したりします。
枝が伸びるか、板が発達するかは気温と湿度によって決まります。

雪の結晶は肉眼で観察できる?
雪の結晶は大きなものだと数mmから10mmぐらいまであるので、肉眼でも観察可能。しっかり見たいなら、以下のものがあると便利です。
・よく冷えた黒い布
雪を受ける下地(背景)です。深いブルーなどでもOK。よく冷えてさえいれば(-5℃以下が目安)、コートの表地などでも観察できます。
・マスク
息がかかると溶けやすいので、その防止のため。
・ルーペ
虫眼鏡のような大きなものでなくて構いません。100円均一で入手できる硬貨サイズでOK。大きめの結晶を手早く見たいときは倍率3~4倍程度、小さな結晶をじっくり観察したいときは8~10倍程度がおすすめです。
手軽なのは、「スマホの拡大鏡機能」を使って見ること。新しいスマホには標準で付いていることが多く、倍率もかなり高いので、お手持ちのスマホをチェックしてみてください。一例として、「一般設定」の「アクセシビリティ」などに設定があることが多いようです。
皆さんは、雪の結晶をどうお考えになったのでしょうか。
雪の降ることがあったら大いに観察してみてくださいね。
それでは。
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