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●詩、小説●
2023-10-26 14:14:23運命の前に立つ時
彼氏「僕は、運命の前に動けなくなるんだよ。」
僕はテーブルの前に座って、彼女に伝えた。
物凄く恥ずかしかったけれど。
彼女「そうなの?じゃあね、こうなのかな。」
彼女は思案しながら、言ってきた。
「いつもね、ウチのインターフォンを鳴らす時、凄く緊張しているって言うよね。まるで運命の前に委縮しているようだけれど、そんな感じなのかな?」
彼女「うん、そんな感じ…かな。」
僕はますます委縮してきそうだ。
彼女「それならね、こう考えたらいいんじゃないかな?」
彼氏「どんなの?」
彼女「例えば、あなたがテーブルの前に今いるよね。」
彼氏「そうだね。」
彼女「そこからお茶を飲んでもいいし、私と話していてもいい。ご飯を思いっきり食べてもいいし、お義父さんと話してもいいし、お義母さんと話してもいい。行動パターンは無数にあるよね?」
彼氏「確かにね。」僕はよくわからないが、頷いた。
彼女「その行動パターンに繋がった未来も、また無数にあるんだと思うよ。だから、運命も無数にあるような気がするよ。そう思うと、運命がそんなに怖くはないと思うんじゃないかな?」
僕は彼女の話を聞いて驚いた。
彼氏「そう…、だね。うん、僕は運命がそんなに怖くなくなってきたよ!そうか!行動パーンの数だけ未来=運命があるんだね。…そうか。」
僕は最後にこう言った。
彼氏「僕は、簡単に行動できる。運命を切り開けると思う!頑張るよ!ありがとう。」
彼女は満足げに頷いた。
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