雑記
日頃の想いとひそかな考察
Editer:snow Date:2025-06-14 19:12

今日は、サンカヨウ(山荷葉)を紹介します。
サンカヨウとは、普段は白い色の花なのですが、雨の日などに水分を花びらが吸うと透明になる、別名「ガラス花」または「スケルトンフラワー」とも呼ばれています。
サンカヨウの花びらは、色素を持っていません。
ですから、水分を含むと、沢山の空気の泡を持つ花びらが乱反射できずに本来の透明の花びらになってしまうそうです。
学名は『Diphylleia grayi』といい、ギリシャ語のdis(2つの)+ phyllon(葉)の合成語と、アメリカ人植物分類学者エイサ・グレイの名にちなんでいます。
メギ科サンカヨウ属の多年草で、和名は山荷葉。荷葉とはハス(蓮)の葉の意味ですので、“山に生えるハスに似た葉の植物”が由来でしょうか。
サンカヨウの花が咲く時期は地域にもよりますが、5~7月頃。そのうちの1週間ほどとされています。
尾瀬ヶ原(福島・群馬・新潟県、標高約1400m)や志賀高原(長野県、約1300~2300m)のような標高が高く、涼しい山地から亜高山帯(1600~2400m)にかけて自生しているので、寒さには強いけれども高温多湿の環境には弱いという特徴があります。
草丈は30〜70cmほど。花径は約2cm。6枚の花弁(花びら)をもつ小さな白い花を、数輪固まって咲かせます。切れ込みのある大きな葉と小さな葉を広げ、花は小さな葉に咲きます。
花が終わってまもない花後(はなご)のときに、濃い青紫色のブルーベリーに似た実をつけます。実は甘く、食用にされることもあります。
サンカヨウの花言葉は、『親愛の情』『幸せ』『清楚な人』です。
実はサンカヨウは、ただ濡れるだけでは透明化はしません。開花時に、長時間にわたって自然降雨などが続き、低温高湿状態になったときに“花びらが透けることがある”というのが実際の状況です。
雨の降る日にサンカヨウの花を見つけても、花は透明にならず白いままというケースも少なくありません。サンカヨウの花びらは衝撃に弱く、雨が激しすぎればすぐに落ちてしまいます。
開花する1週間と長雨の時期がちょうど一致することなども含め、さまざまな自然条件がそろったときでないと、透明なサンカヨウに出合うことは難しいといえます。
私も、サンカヨウを見てみたいですね。
栽培もできるそうですが、冷涼な気候でないと難しいそうです。
高山植物ならではなのでしょうか。
皆さんは、サンカヨウを見たことがありますか?
それでは。
紹介「ウェザーニュース - 初夏から梅雨に咲く“透明の花”「サンカヨウ」とは」
今日のひとこと:2025-06-14 -サンカヨウ-

今日は、サンカヨウ(山荷葉)を紹介します。
サンカヨウとは、普段は白い色の花なのですが、雨の日などに水分を花びらが吸うと透明になる、別名「ガラス花」または「スケルトンフラワー」とも呼ばれています。
サンカヨウの花びらは、色素を持っていません。
ですから、水分を含むと、沢山の空気の泡を持つ花びらが乱反射できずに本来の透明の花びらになってしまうそうです。
学名は『Diphylleia grayi』といい、ギリシャ語のdis(2つの)+ phyllon(葉)の合成語と、アメリカ人植物分類学者エイサ・グレイの名にちなんでいます。
メギ科サンカヨウ属の多年草で、和名は山荷葉。荷葉とはハス(蓮)の葉の意味ですので、“山に生えるハスに似た葉の植物”が由来でしょうか。
サンカヨウの花が咲く時期は地域にもよりますが、5~7月頃。そのうちの1週間ほどとされています。
尾瀬ヶ原(福島・群馬・新潟県、標高約1400m)や志賀高原(長野県、約1300~2300m)のような標高が高く、涼しい山地から亜高山帯(1600~2400m)にかけて自生しているので、寒さには強いけれども高温多湿の環境には弱いという特徴があります。
草丈は30〜70cmほど。花径は約2cm。6枚の花弁(花びら)をもつ小さな白い花を、数輪固まって咲かせます。切れ込みのある大きな葉と小さな葉を広げ、花は小さな葉に咲きます。
花が終わってまもない花後(はなご)のときに、濃い青紫色のブルーベリーに似た実をつけます。実は甘く、食用にされることもあります。
サンカヨウの花言葉は、『親愛の情』『幸せ』『清楚な人』です。
実はサンカヨウは、ただ濡れるだけでは透明化はしません。開花時に、長時間にわたって自然降雨などが続き、低温高湿状態になったときに“花びらが透けることがある”というのが実際の状況です。
雨の降る日にサンカヨウの花を見つけても、花は透明にならず白いままというケースも少なくありません。サンカヨウの花びらは衝撃に弱く、雨が激しすぎればすぐに落ちてしまいます。
開花する1週間と長雨の時期がちょうど一致することなども含め、さまざまな自然条件がそろったときでないと、透明なサンカヨウに出合うことは難しいといえます。
私も、サンカヨウを見てみたいですね。
栽培もできるそうですが、冷涼な気候でないと難しいそうです。
高山植物ならではなのでしょうか。
皆さんは、サンカヨウを見たことがありますか?
それでは。
紹介「ウェザーニュース - 初夏から梅雨に咲く“透明の花”「サンカヨウ」とは」
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