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Editer:snow Date:2025-08-18 00:00

今日のひとこと:2025-08-18 -やまとことばの日-



今日は、やまとことばの日です。

大阪府八尾市に代表を置く「うまし国やまとことばの会」が制定しました。

日付は「や(8)まと(10)ことば(8)」と読む語呂合わせで8月18日を記念日としたものです。クラウドファンディングにより多くの賛同を集めて誕生しました。

自然と調和し豊かに生きる心を育む「やまとことば」という古来から使われてきた日本独自の言語を、日本文化とともに守り継承し伝えていくことで、子どもたちがありのままの自分を肯定できるように育ってほしいとの願いが込められています。

記念日は2024年(令和6年)に一般社団法人・日本記念日協会により認定・登録されました。これを記念して同年8月18日(日)の「やまとことばの日」に日比谷図書文化館・日比谷コンベンションホール(大ホール)にてお祝いのイベント「やまとことばまつり」が開催されました。


やまとことばとは



「やまとことば」は漢字や外来語が入ってくるずっと前から、古いものは1万6千年前の縄文時代から使われてきたものとも言われております。漢語や外来語に対して日本語の固有語とされる言葉のことで、和語(わご)とも言います。漢字には音読みと訓読みがあり、訓読みにあたるものの多くが実は「やまとことば」です。

例えば、みる(見る)、はなす(話す)、よい(良い)、が(主格の助詞)、うみ(海)、やま(山)、かわ(川)、さくら(桜)、はれ(晴れ)、あめ(雨)、ゆき(雪)、め(目)、はな(鼻)、くち(口)、おはよう、こんにちは、いただきます、あした(明日)、ゆ(湯)などが挙げられるのです。

一方で、山川(さんせん)、草原(そうげん)、晴雨(せいう)、雪(せつ)、生物(せいぶつ)、風車(ふうしゃ)、色紙(しきし)、学習(がくしゅう)、報告(ほうこく)、連絡(れんらく)、調査(ちょうさ)、決定(けってい)、集合(しゅうごう)、確認(かくにん)、速度(そくど)などの読み方は外来語で、中国で当時話されていた言葉です。

「やまとことば」は一音一音に意味があるという、世界でも珍しい言語です。「やまとことば」の特徴の一つには母音が中心ということがあります。どの音も長く伸ばすと「あいうえお」のいずれかの音になるのです。また、発声の仕方や語感がそのまま意味をつくっています。

例えば、「あ」は口を大きく開いて発声するから、開く意味です。開く(あく)、明ける、明るいなどの言葉があります。「う」は口を閉じて発声するから、閉じる意味です。また「う~」と力をためるところから「生み出す」という意味も持ちます。生む、うなる、受ける、内などの言葉があります。

その他、「い」は生命や活動、強さという意味があり、息、生きる、命、今などの言葉があります。「え」は分岐や分かれて伸びるという意味があり、枝、江、選ぶなどの言葉があります。「お」は偉大や重要という意味があり、大きい、多い、奥、重いなどの言葉があります。

全ての音にこれらの意味が込められているので、日本語を話す人は音に対して情緒豊かになることが分かっています。例えば、秋に虫の声を聞くとしんみりするが、これは日本語話者の脳の使い方によるものという研究結果があります。話すことで心が自然と調和します。実は私たちは「ことば」によって文化も受け継いでいるのです。




私は、日本語を話す者として、やまとことばは特に好きです。
例えば「いただきます」と言う言葉には、「命を(大事に)いただきます」と言う意味が込められており、食事を摂る時に必ず言います。
食物から命を譲り受け、生きさせて頂くという気持ちがこもっております。
日本人でも普段はそこまで考えて、「いただきます」を言う存在は、現在少ないかもしれません。
ですが、ここで発表することによって、ほんのちょっと思っていただけたらな、と思います。

あなたは「やまとことば」でどんな事を思いますか?

それでは。

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